ichiru は 70’s 80‘s の MADE IN JAPAN ヴィンテージをセレクトしている、ちいさな古着屋です。
ichiru で販売する商品は「生活に彩りを」与えてくれるものであることを条件としています。
それはどういうものなのか。目印となるようなことばを頼りにしています。
感じる。整える。混ぜ合わせる。
感じる。
いい気持ちも悪い気持ちも、心の動きの大体は「感じる」事からはじまります。
生活の中のちいさな心の動きも見逃さずに、感じられる事を大切にしています。
これがスタートです。
整える。
そしてその感じたことを「整える」事も大切です。
感じたことで集めた気持ちは、そのままではバラバラです。
おちついて、頭と心を整理します。気持ちが整えば、自然と空間が整います。身の回りが整頓されてきます。
混ぜ合わせる。
感じられるものがあり、それがいつまでも心のどこかに引っかかり、心の動きが積み重なっていくと、「混ぜ合わさる」場所ができます。
そのうちの一つが ichiru であれたら、と思っています。
お買い物をしないでも、ただ立ち寄っただけで何かを持って帰れたとしたら、それが彩りを与えられる場所だと考えています。
古くて新しいもの
今に続くヴィンテージなどには文化が混じっています。
その文化と共に丁寧に時間をかけてつくられた日本製の洋服には四季を感じることができます。
日本の四季は、とくに歌舞伎や落語、漫画などを代表とする文化の中で叙情的に表現されてきたからです。自然と文化が密接に関係してきた日本独特の雰囲気が洋服にも宿っています。
過去の暮らしの証であるものを認めつつ、それを壊すことなく更新できたなら、そこに新しさを感じることができると思います。
敬意を持って過去を更新して未来をつくれるようなお店があったなら、それが理想です。