ichiru 渚店

お知らせ

ichiru 三浦海岸へ、新店舗開業。

神奈川県三浦市のちいさな港街、三崎で MADE IN JAPAN のヴィンテージを中心に扱う古着屋 ichiru を始めたのが2019年でした。2026年現在、7年目の営業に入りました。

尊敬する人が撮ってくれた、お気に入りの ichiru 外観。

平日はトラックドライバーとしてはたらき、
土日で ichiru を営業してまいりました。

2025年より祝日の営業も開始し、店舗全面積を使い、アイテム数も増え、段々と充実した時間を楽しんでもらえるようになってきました。

開店当初はお店というより、倉庫のような佇まいでした。

ストックは数千着持っておりましたが、お店に並ぶアイテムは少しです。

洗濯して、アイロンをかける、必要であれば直す。この工程を手を抜かずにやっていると、1日に5着も入荷できれば良い方で、現在も変わっていません。

全ての商品が売れるわけではないので、繰り返していくうちに商品化できているアイテムが少しずつ増え、6年目を迎えた2025年は沢山の洋服を見ていただく事ができたのではないかと思っています。

オープン当初のichiru店内。店内に仕切りをして、
スペースも狭く、洋服の数も少なかった。

1970〜80年代を中心とした日本製の洋服をセレクトして、生活に彩りを与えられるような店づくりをしてきました。コンディションの良さやデザインだけでなく、素材、縫製、当時の時代背景まで含め、日本でつくられた洋服の価値をお伝えできるような場所を意識してきました。

2025年の店内


7年目を迎えた2026年、三浦海岸に新しく店舗をつくることを決めました。

海の家として使われていた一軒家を、ichiru らしくコツコツと直しながら営業していこうと思いました。10年以上空き家になっていた為、かなりメンテナンスが必要です。

2階からは海を眺める事ができます。

渚店2階からの景色。

店名は同じく ichiru です。
三崎の店舗も継続します。

1号店などの番号や、三浦海岸店などといった地域名で店舗の場所を表してしまうと、ichiru の雰囲気と離れてしまいますので、三崎の店舗を「汀店みぎわ」、新しくつくる三浦海岸の店舗を「渚店なぎさ」と呼ぶことにしました。どちらも海にまつわる言葉です。

渚というのは、波が打ち寄せる水辺です。波打ち際や浜辺、人が立って歩ける水辺といったイメージで、生活と地続きで洋服を持って帰れる開かれた場所になれたらと想いを込めました。

汀というのは、水と陸の境目です。水と陸が触れる、その境目そのものを指していて、洋服と静かに向き合える内的な場所であれたらと思い名付けました。

人が入っていける、水辺の「場所」
水と陸が触れている、その「境界」

どちらも同じ水辺なのですが、おもむきの違う並列したお店であれたらと思います。

なぎさみぎわ、どちらも「なぎさ」と読むことができます。

音は同じだけど意味が違うことばというのは日本語の持つ独特な美しさです。ichiru としては同じだけれど意味が違う2つのお店、という表現にもなっています。

渚店外観です。生垣の竹は2階まで伸びてしまっています。

この建物には、海の家として沢山の人を迎え入れてきた歴史、それに伴った海の気配、三浦海岸が観光地として積み重ねてきた長い時間を感じることができます。

古い建具なども魅力的です。

私たちはこの場所をただ新しくきれいにするのではなく、建物が持つ記憶や空気を活かしたまま、新しい役割を与える場所にしたいと考えています。

古着屋という性質上、洋服が好きな人、文化や芸術が好きな人はもちろんなのですが、それほど関心がなくとも偶然通りかかって立ち寄った人も、少し立ち止まり、洋服や空間や生活と向き合える場所にしたいと考えています。

廊下からキッチンへの眺め。

近所に気軽に行ける美味しいご飯屋さんがあり、日当たりが良く、2階から海が望める場所に、買う事だけが目的ではない古着屋をつくることが今回の目標です。

文化の交流ができて、生活を彩る様々な買い物ができて、そこへ気軽に集える場所がつくりたいと思いました。

楽しみにしてただけたら幸いです。

以前の生活の跡と、
人がいなくなって生き生きとしている草。


ありがたいことに、地元の方だけでなく、県外からも足を運んでくださるお客さまに支えられ、現在までお店を続けることができています。

これまで通りお店の運営は私ひとりで進めていきますが、ここまで ichiru を支えてくれたお客さまの存在があったからこそ、次の一歩を踏み出す決心ができました。

渚店は平日と祝日の営業(月曜休みの予定)、汀店は土日の営業を予定しております。変わらず、トラックの仕事はしばらく続けます。早朝の5時から11時ごろまで走り、三浦に帰ってくるのが12時となる予定です。

なるべく早い時間からオープンしようと思っていたのですが、両店とも13時からのオープンになりそうです。オープンは4月中を予定しています。詳細が決まりましたら追ってお知らせさせていただきます。

物販店の少ない三浦市で、一般的ではないセレクトの古着屋をつくっていくのはチャレンジングではありますが、皆様と共にならきっと楽しく進んでいけるのではないかと思っております。

これからも、わたしたち ichiru をよろしくお願いいたします。


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